「勝てない」「何を直せばいいか分からない」を今日で終わりに。
このページは 問題 → 原因 → 処方箋(やることリスト) の順で、すぐ実行できる形にまとめています。
3分診断(はい/いいえ)
以下に**1つでも「いいえ」**があれば、その項目から直しましょう。
- 1回の損失は口座残高の1%以内に収まっている
- エントリー/利確/損切りの数式ルールを持っている(勘ではない)
- そのルールを最低100トレード検証済み(バックテスト or リプレイ)
- 期待値(勝率×平均利益 − (1-勝率)×平均損失)がプラス
- 取引前にチェックリストを確認している(衝動エントリー防止)
- 取引後は記録し、毎週振り返りをしている
原因①:検証不足(エッジが数値化されていない)
症状:エントリーがその場の気分/負けても原因が分からない。
処方箋(手順)
- ルールを文章化
- 例:「15分足で直近高値ブレイク、押し目はEMA20で反発、損切り=直近安値−2pips、利確=1.5R」
- 100トレードのバックテスト(TradingViewのバーリプレイ等)
- 指標は勝率/平均R/最大DD/期待値を記録
- 期待値 = 勝率×平均利益R − (1−勝率)×平均損失R
- マイナス要因を1つずつ排除(時間帯・銘柄・パターンを間引く)
合格ラインの目安:期待値 +0.1R以上、最大ドローダウン −10R以内。
USDJPY(=JPYを右側に持つ通貨)の換算まとめ
- 100,000通貨ロット:1pip ≒ 1,000円
- 10,000通貨ロット:1pip ≒ 100円
- 1,000通貨ロット:1pip ≒ 10円
JPYが板書通貨のペア(USDJPY/EURJPY/GBPJPY など)はすべてこの考え方でOK。
(※小数第3位の“0.1銭=0.001円”はピピットなので混同しないように)
汎用式(JPY口座・USDJPY想定)
- 許容損失額 = 口座残高 × リスク%
- ロット数 = 許容損失額 ÷(損切りpips × 1pipあたり円価値)
1pipあたり円価値:
- 1万通貨ロット=100円
- 1千通貨ロット=10円
- 10万通貨ロット=1,000円
口座20万円・損切り30pips・リスク1%(許容損失 2,000円)
- 10万通貨ロット:
2,000 ÷ (30 × 1,000) = 0.066… → 0.07lot - 1万通貨ロット:
2,000 ÷ (30 × 100) = 0.66… → 0.67lot(= 6,700通貨)
※多くの国内業者は1万通貨刻みなので「0.6 or 0.7lot」に近づけるか、損切り幅で微調整。 - 1千通貨ロット:
2,000 ÷ (30 × 10) = 6.66… → 6.7lot(= 6,700通貨)
端数が出る業者では**数量(通貨数)**で見るとズレが少ないです。
例:必要通貨数=許容損失額 ÷ (損切りpips × 0.01円)
この例なら 2,000 ÷ 0.3=6,666通貨(対応できる単位に丸める)。
クイック早見(1%リスク・USDJPY)
必要通貨数 = 口座残高 ÷ 損切りpips
口座残高 | 10p SL | 20p SL | 30p SL |
---|---|---|---|
10万円 | 10,000通貨(1万ロット=1.0) | 5,000通貨(0.5) | 3,333通貨(0.33) |
20万円 | 20,000(2.0) | 10,000(1.0) | 6,667(0.67) |
30万円 | 30,000(3.0) | 15,000(1.5) | 10,000(1.0) |
(カッコ内は1万通貨ロット換算。1千通貨ロットなら×10 してください。)
まとめ
- 提示の「1lot=100,000通貨・1pip=1,000円」は海外標準。
- 国内は1万 or 1千通貨が主流なので、1pipの円価値(100円/10円)に合わせて式を使えばOK。
- 端数が出る場合は通貨数でコントロールするか、損切り幅を微調整してリスク1%に合わせましょう。
原因③:ルール逸脱・メンタル
症状:後追い・ナンピン・チキン利確・損切り遅れ。
処方箋
- If-Thenルール化:
- If ロンドン初動で急騰→Then 5分足で戻り待ち/平均足陰転で入る
- プリフライトチェック(エントリー前に読み上げ)
- リスク1%? 2) 損切りは構造で置いた? 3) 直近の高安に逆らってない?
- キルスイッチ:−3R/日で終了、−8R/週で休む
- 画面タイマー 25分集中→5分離席(衝動を断つ)
原因④:時間帯と銘柄のミスマッチ
処方箋
- 得意帯だけに絞る:ロンドン前後/NY前後 60〜120分など
- ボラ指標(ATR/前日レンジ)で「今日はやらない」を選べるようにする
- 銘柄は2〜3つに絞り、パターンを深堀り
原因⑤:記録がない(再現性が育たない)
処方箋:取引記録テンプレ
日付/時間帯:
通貨ペア:
セットアップ(画像orリンク):
入場理由(数式/構造):
損切り/利確の根拠:
結果(R表記):
学び:次回やめること/続けること(1行)
週末は勝ちパターンTop3とやめる行動Top3を更新。やめる行動はPCに貼る。
今日やる3つ(実行リスト)
- 1%ルールを口座に適用し、上の式でロット計算を固定化
- 現行ルールで100トレード検証(最低30でも可)→期待値を計算
- プリフライトチェックとキルスイッチをノートに貼る
よくある質問(超要約)
- 勝率とRR(リスクリワード)、どっち重視?
→ 期待値がプラスになる組合せならOK。目安は勝率40%×RR2や勝率50%×RR1.5など。 - 損切りは固定pipsでいい?
→ 基本は**構造(直近の高安/失敗が確定する位置)**に置き、pipsは結果として決まる。
まとめ
- 勝てない原因の**8割は「検証×資金管理×逸脱」**に集約。
- ルールを数値化 → 100回検証 → 1%ルールで回せば、期待値が口座に反映されます。
- 迷ったら**「抜け→戻り→再始動」**の3点確認でだましを減らす。
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