「怖いのは分かるけど、具体的に何が危ないの?」に答えます。
失敗例 → なぜ起きる → 守る手順の順で、今日から実践できる対策だけを厳選。
TL;DR(要約)
- リスクは価格・レバレッジ・流動性/約定・イベント/ギャップ・金利(スワップ)・システム・心理の7分類。
- 守る基本は①損切りの数式化 ②リスク一定(1%ルール)③イベント前は建玉縮小。
1. 価格変動リスク(ボラティリティ)
失敗例:想定より逆行して含み損が拡大、ナンピンして致命傷。
なぜ:チャートの「揺れ幅(ATR)」を見ずに固定pipsで損切り。
守る手順
- 構造型ストップ:直近の高安の外側に置く
- ATR型:損切り幅=ATR(14)×1.2〜1.5
- 入る前に逆方向シナリオを書き出す(どこで無効化?)
2. レバレッジ/証拠金リスク
失敗例:連敗で証拠金維持率が急低下、強制ロスカット。
守る手順
- 1%ルール:1回の損失=口座残高の1%以内
- ロット可変:ロット=(口座残高×1%)/(損切りpips×1pip価値)
- 連敗ガード:−3R/日、−8R/週で取引停止
3. 流動性・スプレッド・スリッページ
失敗例:指標直後にスプレッド拡大→想定外の値で約定。
守る手順
- 指標時刻は建玉を軽く、成行より逆指値を基本に
- 早朝・金曜NY引け付近は新規を避ける
- 重要指標は約定力が高い口座を優先
4. イベント/ギャップ(週末・要人発言)
失敗例:週末持ち越しで月曜オープンが窓開け→損切り飛び。
守る手順
- 持ち越し基準を決める(週末・重大指標の前は原則クローズ)
- どうしても持つなら建玉半分+広めの構造型ストップ
- 指標カレンダーを朝イチで確認して予定を立てる
5. 金利差(スワップ)/ファイナンシング
失敗例:長期保有で日々のスワップが想定外に重くなる。
守る手順
- 日次コストを事前に試算(Lot×日数×スワップ)
- キャリー狙いはトレンドと同方向のみ、逆行時は損切り優先
6. システム/運用環境(回線・端末・プラットフォーム)
失敗例:自宅回線ダウンで決済できずに損失拡大。
守る手順
- スマホ回線を予備回線として常備、モバイルアプリに同時ログイン
- 自動売買や長時間稼働はVPSで24h運用
- 重要設定(ストップ/アラート)は二重化しておく
7. 心理(行動バイアス)
失敗例:取り返したい気持ちで倍ロット、チキン利確・損切り遅れ。
守る手順
- プリフライトチェック(声に出して読む)
- リスク1%? 2) ストップは構造外? 3) 入る根拠と出る根拠は数式?
- 時間ストップ:想定の波形が出ないまま○本経過→撤退
- 取引記録→**週1で「やめる行動Top3」**を更新
失敗を減らす“型”:損切りテンプレ3選
- 構造型:直近の高安の外+数pips(ノイズ回避)
- ATR型:ATR×係数(1.2〜1.8)
- 時間型:想定パターン不成立で撤退(例:入場後30分/3本)
取引前チェックリスト
□ 指標カレンダー確認/持ち越し禁止の時間帯?
□ リスク1%以内/ロット計算済み
□ 損切りは構造orATRで数式化/逆指値セット済み
□ 抜け→戻り→再始動の形を待つ
□ プランB(無効化条件とやめるライン)記入
今日やる3つ
- 1%ルールを口座に適用(ロット計算をテンプレ化)
- 指標・持ち越しの運用ルールを紙に1枚で作成
- プリフライトチェックを監視画面に常時表示
免責事項
本記事は情報提供であり、投資助言ではありません。取引は自己責任でお願いします。
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